ウイルスバスターVPNは必要なのか?メリット、デメリット、どのような人が使うべきなのか解説!

ウイルスバスターVPNとは?メリット、デメリット、どのような人が使うべきなのか解説! VPN
この記事は約14分で読めます。

インターネットの安全性に不安を感じていませんか? フリーWi-Fiの利用やオンラインバンキングでの個人情報漏洩が心配、でも専門的なVPNは難しそう…。ウイルスバスターを契約している方はウイルスバスターVPNが使用することができます。

この記事ではウイルスバスターVPNの特徴や、本当に必要かどうかを詳しく解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。

ウイルスバスターVPNとは?

ウイルスバスターVPNは、トレンドマイクロが提供する総合的なセキュリティソフトの一部として組み込まれた仮想プライベートネットワーク機能です。

これは、ユーザーのオンライン活動を保護し、プライバシーを守るために設計されています。

ウイルスバスターVPNの基本機能とは?

ウイルスバスターVPNの核となる機能は、データの暗号化とIPアドレスのマスキングです。これらの機能により、ユーザーのオンライン活動が第三者から見えにくくなります。

データの暗号化では、インターネット接続時に送受信される情報を複雑な暗号化アルゴリズムで保護します。これにより、悪意ある第三者がデータを傍受しても、その内容を解読することが極めて困難になります。

IPマスキング機能は、ユーザーの実際のIPアドレスを隠し、VPNサーバーのIPアドレスに置き換えます。この仕組みにより、ウェブサイトやオンラインサービスはユーザーの本当の所在地や身元を特定しにくくなります。

これらの機能を組み合わせることで、ウイルスバスターVPNはユーザーのプライバシーを守り、安全なインターネット利用環境を提供しています。

対応デバイスと利用可能な環境とは?

ウイルスバスターVPNの大きな特徴は、幅広いデバイスや環境での利用が可能な点です。

スマートフォンでは、iOS版とAndroid版のアプリが用意されています。これらのアプリを通じて、外出先でも簡単にVPN接続を行えます。モバイルデータ通信やパブリックWi-Fiを使用する際の安全性が大幅に向上することができます。

パソコンにおいては、Windows PCとMacの両方に対応しています。デスクトップアプリケーションを通じて、家庭や職場のネットワークでVPN接続を利用できます。

さらに、一つのライセンスで複数のデバイスを保護できる点も魅力です。例えば、家族全員のスマートフォンやパソコンを一括で守ることができます。

対応するブラウザも多岐にわたり、Chrome、Firefox、Edgeなど主要なブラウザで利用可能です。

また、ウイルスバスターVPNは、公衆Wi-Fi、家庭のWi-Fi、有線LAN接続など、様々なネットワーク環境で利用できます。特に、セキュリティリスクの高い公衆Wi-Fiでの使用は、個人情報の保護に大きく貢献します。

このように、ウイルスバスターVPNは多様なデバイスと環境に対応することで、ユーザーの日常的なインターネット利用を幅広くカバーしています。

ウイルスバスターVPNのメリットとは?

ウイルスバスターVPNには、使いやすさと統合性に関する複数のメリットがあります。ここでは、それらのメリットについて詳しく見ていきましょう。

簡単に設定と操作ができる

ウイルスバスターVPNの最大の強みの一つは、その簡単な設定と操作性です。初心者でも迷うことなく利用できるよう設計されています。

特筆すべきは、ワンタッチ接続機能です。アプリを起動し、接続ボタンを押すだけでVPN接続が完了します。複雑な設定や専門知識は不要で、誰でも瞬時に安全な通信環境を確保できます。

また、自動接続機能も備えており、設定しておけば特定のWi-Fiネットワークに接続した際に自動的にVPNを有効にできます。これにより、ユーザーは常に保護された状態でインターネットを利用できます。

ウイルス対策も行うことができる

ウイルスバスターVPNは、ウイルス対策ソフトと統合されているため、一元管理が可能です。そのため、複数のセキュリティツールを個別に管理する手間が省けます。

さらに統合されたインターフェースで、ウイルス対策やVPN接続状況を一目で確認できます。更新やメンテナンスも一括で行えるため、セキュリティ管理の負担が大幅に軽減されます。

さらに、ウイルス対策とVPNが連携することで、より包括的な保護を実現することができます。

フリーWi-Fi利用時の自動保護がつく

公衆無線LANの利用が増える中、ウイルスバスターVPNは自動保護機能で安全性を高められます。

例えばフリーWi-Fiに接続すると、自動的にVPN接続を開始する設定が可能です。これにより、カフェや駅などでのインターネット利用時も、意識せずに安全な通信環境を確保できます。

この機能は、公衆無線LANでよく発生する「中間者攻撃」などのリスクから身を守るのに効果的です。そのため、個人情報や機密データの漏洩を防ぎ、安心してオンラインサービスを利用できます。

日本語サポートの充実している

トレンドマイクロは日本企業であり、ウイルスバスターVPNには充実した日本語サポートが用意されています。

日本語のヘルプデスクやサポートセンターが利用可能で、困ったときにすぐに日本語で相談できます。そのため、技術的な問題やVPNの使い方に関する疑問も、スムーズに解決できます。

また、ユーザーインターフェースやマニュアルも完全に日本語化されており、言語の壁を感じることなく利用できます。これは、英語に不安のあるユーザーにとって大きな安心感につながります。

このような手厚い日本語サポートにより、ユーザーは迷うことなくVPN機能を最大限に活用できます。技術的な知識が乏しくても、安心して利用を続けられる環境が整っています。

ウイルスバスターVPNのデメリットとは?

ウイルスバスターVPNは多くのメリットを持つ一方で、いくつかのデメリットも存在します。ここでは、ウイルスバスターのVPNのデメリットについて見ていきましょう。

接続先サーバーの選択肢が少ない

ウイルスバスターVPNの大きな弱点の一つは、接続先サーバーの選択肢が限られていることです。

専門のVPNサービスと比較すると、利用可能なサーバーの数や所在地が少ないのが現状です。この制限により、特定の地域のコンテンツにアクセスしたい場合や、最適な接続速度を得るためのサーバー選択が困難になることがあります。

例えば、海外の動画配信サービスを視聴したい場合や、特定の国からのアクセスを装いたい場合に、希望する地域のサーバーが用意されていないことがあります。これは、地理的制限を回避するためにVPNを使用したいユーザーにとっては大きな障害となりえます。

また、サーバーの選択肢が少ないことで、特定のサーバーに負荷が集中し、結果として接続速度の低下につながる可能性もあります。

通信速度の低下の可能性がある

VPN接続は一般的に通信速度の低下を伴いますが、ウイルスバスターVPNもその例外ではありません。

VPN接続により、データは暗号化され、別のサーバーを経由するため、直接接続よりも通信速度が遅くなる傾向があります。ウイルスバスターの場合、専門のVPNサービスと比べてサーバー数が少ないため、この影響がより顕著に現れる可能性があります。

特に、高速な通信を必要とするオンラインゲームやストリーミングサービスの利用時に、パフォーマンスの低下を感じる場合があります。動画の視聴中にバッファリングが発生したり、ゲームのレスポンスが遅くなったりする可能性があります。

同時接続台数の制限されている

ウイルスバスターVPNは、同時に接続できるデバイス数に制限があります。

多くの専門VPNサービスが5台以上の同時接続を許可しているのに対し、ウイルスバスターVPNでは同時接続できる台数が少ない傾向にあります。この制限は、複数のデバイスを所有し、すべてで同時にVPN接続を使用したいユーザーにとっては不便です。

例えば、家族全員のスマートフォンやタブレット、PCなど、多数のデバイスを同時に保護したい場合に問題が生じる可能性があります。仕事用と私用で別々のデバイスを使い分けている場合も、同様の制約を感じるかもしれません。

この制限を回避するには、追加のライセンスを購入する必要がある場合もあり、結果としてコストが増加する可能性があります。

関連:おすすめのVPN!NordVPNは危険?メリット、デメリット、評判、料金など徹底比較!

ウイルスバスターVPNは必要?使うべき人は?

ウイルスバスターVPNの必要性は、個々のユーザーのオンライン活動や安全性への要求によって異なります。

ここでは、特にこの機能を活用すべきユーザー層と、その具体的な用途について詳しく見ていきましょう。

フリーWi-Fiを頻繁に利用する人

公共のWi-Fiを頻繁に利用する人にとって、ウイルスバスターVPNは非常に有用です。

カフェやレストラン、空港、ホテルなどの公共スペースでのフリーWi-Fi利用は便利ですが、セキュリティリスクも高くなります。これらのネットワークは暗号化が不十分であったり、悪意のある第三者が介入しやすい環境であったりします。

ウイルスバスターVPNを使用することで、公共Wi-Fiの利用時でもデータを暗号化し、安全な通信環境を確保できます。例えば、カフェでのメールチェックや、空港でのオンラインチェックインなどの際に、個人情報や機密データを守ることができます。

特に、リモートワーカーや学生など、外出先でのオンライン作業が多い人々にとって、この機能は非常に重要です。会社の機密情報や学校の個人情報などを、安全に扱うことが可能になります。

オンラインバンキング利用者

オンラインバンキングやクレジットカード決済を頻繁に利用する人にとって、ウイルスバスターVPNは重要な安全対策となります。

金融取引は特に高いセキュリティが求められる分野です。VPNを使用することで、銀行口座情報やクレジットカード番号などの機密データが暗号化され、第三者による傍受や盗聴のリスクが大幅に低減されます。

また、フィッシング詐欺などのオンライン詐欺から身を守る上でも、VPNは有効です。IPアドレスが隠蔽されることで、攻撃者が個人を特定しにくくなります。

他のVPNサービスと比較するとどうなの?

ウイルスバスターVPNは、総合セキュリティソフトの一部として提供される便利なVPNサービスです。しかし、専門のVPNサービスとは異なる特徴があります。こ

こでは、ウイルスバスターVPNと他のVPNサービスを詳しく比較します。

専門VPNサービスとの機能比較

ウイルスバスターVPNは、基本的なVPN機能を提供していますが、専門のVPNサービスと比べると機能面でいくつかの制限があります。

まず、サーバー数と位置の選択肢に大きな違いがあります。ウイルスバスターVPNでは、ユーザーが接続するサーバーの位置を選択することができません。

一方、NordVPNやExpressVPNなどの専門VPNサービスでは、世界中の多数の国や地域にあるサーバーから自由に選択できます。

そのため、地理的制限のあるコンテンツへのアクセスや、特定の地域からの接続が必要な場合に柔軟に対応できます。

高度な機能面でも差があります。ウイルスバスターVPNは基本的なVPN機能のみを提供していますが、専門VPNサービスはより高度な機能を備えています。例えば、VPN接続が切断された際にインターネット接続を自動的に遮断する「キルスイッチ」機能や、特定のアプリやウェブサイトのみVPN経由で接続する「スプリットトンネリング」機能、複数のVPNサーバーを経由してさらにセキュリティを高める「マルチホップ」機能などがあります。

コストパフォーマンスの観点

コスト面では、ウイルスバスターVPNと専門VPNサービスで大きな違いがあります。

ウイルスバスターVPNは、セキュリティソフトの一部として提供されるため、単体での価格設定はありません。ウイルスバスタークラウドの年間ライセンス(2,900円〜)に含まれています。一方、専門VPNサービスは通常、月額制や年間プランなど様々な料金プランがあります。NordVPNの場合、月額890円からのプランが用意されています。

しかし、単純な価格比較だけでなく、総合的な価値を考慮することが重要です。ウイルスバスターVPNは、VPN機能だけでなく、ウイルス対策、フィッシング対策、不正アクセス防止など、総合的なセキュリティ対策が可能です。

つまり、オールインワンのセキュリティソリューションとして捉えると、コストパフォーマンスは高いと言えます。

一方、専門VPNサービスはVPN機能に特化しているため、より高度なVPN利用が可能です。プライバシー保護や地理的制限の回避など、特定の目的でVPNを使用したい場合は、専門サービスの方が適しているかもしれません。

セキュリティ面での信頼性の面では?

セキュリティ面での信頼性は、両者とも高いレベルにあります。しかし、その背景や特徴には違いがあります。

ウイルスバスターVPNを提供するトレンドマイクロ社は、30年以上にわたるセキュリティ対策の実績があります。ウイルス対策ソフトのパイオニアとして、常に最新の脅威に対応してきた信頼性があります。

一方、専門VPNサービスを提供する企業は、VPN技術に特化した専門性を持っています。例えば、ExpressVPNは2009年の設立以来、VPNサービスの提供に特化してきました。

暗号化技術においても、両者とも高い水準を保っています。ウイルスバスターVPNは業界標準の暗号化技術を採用していますが、専門VPNサービスは最新の暗号化プロトコルや独自の技術を積極的に導入しています。

総じて、ウイルスバスターVPNは、使いやすさと総合的なセキュリティ対策を重視するユーザーに適しています。特に、複雑な設定を避けたい一般ユーザーや、セキュリティソフトとVPNを一元管理したい人におすすめです。

一方、より高度なVPN機能や柔軟な利用を求めるユーザー、例えば海外コンテンツへのアクセスを重視する人や、プライバシー保護に特別なこだわりがある人には、専門VPNサービスがおすすめです。

ウイルスバスターVPNの設定と使い方とは?

ウイルスバスターVPNは、使いやすさを重視して設計されています。

ここでは、初期設定から日常的な使用方法、さらに便利な機能のカスタマイズまでを詳しく解説します。

インストールと初期設定の手順

ウイルスバスターVPNのインストールと初期設定は、以下の手順で簡単に行えます。

1.アプリのダウンロード

  • Android: Google Playストアから「フリーWi-Fiプロテクション」を検索してインストール
  • iOS: App Storeから同様にアプリを検索してインストール

2.アプリの起動と権限の設定

  • アプリを起動し、利用規約に同意
  • 必要な権限(位置情報、ネットワーク接続など)を許可

3.アカウントの設定

  • トレンドマイクロアカウントでログイン
  • ライセンスがない場合は、体験版の使用を選択可能

4.初期設定の完了

  • VPN接続の設定を許可
  • 現在のWi-Fi接続の安全性をスキャン

これらの手順を踏むことで、ウイルスバスターVPNの基本的なセットアップが完了します。

VPN接続の開始と終了方法

ウイルスバスターVPNの日常的な使用方法は非常にシンプルです。

1.VPN接続の開始

  • アプリのホーム画面中央にある大きなボタンをタップ
  • ボタンが青色に変わり、「保護中」と表示されれば接続完了

2.VPN接続の終了

  • 再度中央のボタンをタップ
  • ボタンが灰色に戻り、「保護停止中」と表示されれば切断完了

この簡単な操作だけで、VPN接続のオン/オフを切り替えることができます。フリーWi-Fiに接続する際や、セキュリティが気になる場面で簡単に保護を有効にできるのが大きな利点です[3]。

自動接続設定のカスタマイズ

ウイルスバスターVPNには、使用環境に応じて自動的にVPN接続を行う機能があります。この設定をカスタマイズすることで、より便利に利用できます。

1.自動接続設定の確認

  • アプリのホーム画面で「自動接続」ボタンをタップ
  • 現在の設定状況を確認

2.自動接続のカスタマイズ

  • 「常に接続」:すべてのネットワークでVPNを使用
  • 「フリーWi-Fiのみ」:フリーWi-Fiを検出した場合のみ自動接続
  • 「手動」:ユーザーが手動でVPNをオン/オフ

3.Wi-Fiネットワークの管理

  • 信頼できるWi-Fiネットワークをリストに追加
  • これらのネットワークでは自動的にVPN接続をスキップ

これらの設定により、ユーザーの利用パターンに合わせて最適なVPN保護を自動的に行うことができます。例えば、自宅のWi-Fiを信頼できるネットワークとして登録しておけば、外出先のフリーWi-Fiでのみ自動的にVPN接続が行われるようになります[1][3]。

ウイルスバスターVPNの設定と使い方は、このように非常にシンプルで直感的です。複雑な技術知識がなくても、効果的にインターネット接続を保護することができます。日々のオンライン活動をより安全に、そして手軽に行いたい方にとって、理想的なVPNソリューションと言えるでしょう。

ユーザーの評判と口コミは?

ウイルスバスターVPNに関するユーザーの評判と口コミを見ていきましょう。

X(旧Twitter)で検索してみたところ、良い評判よりも悪い評判が出てきました。そのため、VPN専門であるNord VPNなどを使用する事がおすすめです。


\30日間返金保証・最大62%引きの高速VPN /

NordVPNを体験してみる

まとめ

ウイルスバスターVPNは、使いやすさと高いセキュリティ機能を両立した総合的なVPNサービスです。簡単な操作性、ウイルス対策との統合、フリーWi-Fi利用時の自動保護など、多くのメリットがあります。一方で、サーバー数の制限や通信速度の低下といったデメリットも存在します。

特に、公共のWi-Fiを頻繁に利用する人やオンラインバンキングユーザー、プライバシー意識の高い方、海外旅行者には大変有用です。

ただし、高度な設定を求めるユーザーには物足りない面もあるでしょう。安全なオンライン生活のために、Nord VPNを使用する事をぜひ検討してみてください。


\30日間返金保証・最大62%引きの高速VPN /

NordVPNを体験してみる