Hacobuの転職難易度は高い?職種別の応募条件と中途採用の面接、年収を解説

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Hacobuの転職難易度は、物流の経験より、応募する求人の必須欄にある職種経験で分かれます。

公式noteなどでHacobuを知って応募を考えたとき、自分の経歴で通るのか、年収や選考の流れはどうなのかが気になるところです。

この記事では、職種別の応募条件から面接で見られることまでを、公式の採用ページと口コミで解説します。

Hacobuの転職難易度

フィールドセールス・セールスアソシエイト・インサイドセールスは営業の経験2〜3年以上、バックエンドとフルスタックは開発の経験3年程度から、というのがHacobuの求人票に並ぶ必須の目安です。面接は2〜3回です。

求人は事業と本部の単位で出ています。求人が出ている事業は、SaaS型のMOVO、コンサルティングのHacobu Strategy、オーダーメイド型ソリューションのHacobu Solution Studioです。

公式採用ページの求人一覧は、テクノロジー本部が10件、プラットフォーム事業本部が8件、ビジネスグロース統括本部が5件です。開発と営業では必須欄の職種経験が違うため、応募の前に本部ごとの条件を見ておく必要があります。

ほかのSaaS企業と並べて応募先を考えるときは、上場区分や業種別の一覧も使えます。

▶ SaaS企業一覧!国内と外資の206社を業種別と業界別に上場区分つきで紹介

職種別の応募条件

Hacobuの求人ごとの必須欄の書き方(営業・カスタマーサクセス、ソリューション営業、エンジニア)

営業系の求人は、MOVOを扱うプラットフォーム事業本部と、Hacobu Solution Studioに出ています。応募条件は、どの求人票でも必須欄と歓迎欄に分けて書かれています。

求人必須の経験物流の経験の扱い
営業(フィールドセールス・東京/大阪)法人営業(有形・無形を問わない)3年以上。ほかに自律的に仕事を進める力・論理的思考力・ファシリテーション能力歓迎欄にサプライチェーンマネジメント業務・ロジスティクスマネジメント業務
セールスアソシエイト法人営業(有形・無形を問わない)2年以上。ほかに自律的に仕事を進める力・論理的思考力歓迎欄にサプライチェーンマネジメント業務・ロジスティクスマネジメント業務
インサイドセールス法人営業か新規開拓営業(BtoC・BtoBを問わない)のどちらかで2年以上歓迎欄に物流関連業界での経験
カスタマーサクセス関係強化・深耕営業の経験、他チームと協力できる力、目標達成への意欲(年数の指定なし)歓迎欄に物流企業・メーカー・小売等でのSCM関連業務
物流DXソリューション営業(Hacobu Solution Studio)SIerかコンサルティングファームでの法人向けシステム提案営業、経営課題・業務課題を捉えた上流提案 ほか歓迎欄に物流・サプライチェーン領域の業務知識・営業経験

記載は2026年10月5日時点の公式採用ページの求人票によります。

フィールドセールス

フィールドセールスの提案先は、大手のメーカー・小売・卸・物流企業の役員などトップマネジメントです。アカウントプランニングに始まり、提案と意思決定の支援を経て、受注を決めるところまでを受け持ちます。

営業系をまとめて募集するオープンポジションの求人票には、1案件のクロージングまでが平均で約3カ月とあります。

SaaSの提案、大企業向けの営業、コンサルの経歴は、条件ではなく加点の側に書かれています。大阪オフィス勤務の募集も、条件の文言は東京と同じです。

セールスアソシエイト

大企業向けの営業が未経験でもよい採用枠ですが、法人営業の経験は必須です。この枠は、早ければ半年、標準的には1年程度でアカウントエグゼクティブへ移ることを見据えています。

受け持つ先は、営業統括部がアカウント担当を持てていない大手荷主企業です。拠点やプロダクトを一部だけ導入している企業から関係をつくり始めます。

たとえば、CRMに残る契約実績や部長以上との商談歴を見て当たる順番を決め、課長クラスから部長、CLOクラスへと関係を引き上げます。案件になった時点で受注の担当へ渡すところまでが、この枠の役目です。

業界団体でのセミナー登壇や講演も企画し、CLOクラスとの接点をオフラインでつくります。

インサイドセールス

セールスディベロップメント部(SD部)に所属し、マーケティングが集めたリードを商談化して、フィールドセールスへ渡します。BtoCの営業の年数も必須の2年に数えられる求人は、営業系ではインサイドセールスだけです。

仕事は、ターゲットリストの設計とアプローチの仮説づくりから、架電・メールでの働きかけまでです。展示会などのイベントにも関わります。この職種から始めて、志向と適性に応じて営業やCSなどへキャリアを広げることもできると求人票にあります。

▶ SaaS営業はきつい?インサイドセールスなど職種別のきつさと会社の選び方を解説

カスタマーサクセス

使いたい人=導入する人ではない、という一文が求人票にあります。MOVOを入れる企業では導入を進める担当者と実際に使う現場の人が別で、関わるユーザーの数も多いことが背景にあります。

そのため、仕事は、拠点も関わる人も多い導入プロジェクトを立ち上げるところから始まります。導入後は利用状況をデータで見て、運用の改善まで提案します。

効果検証の結果がそろえば、顧客の活用をさらに深めるアップセルに取り組み、クロスセルや拠点展開は担当の営業と組んで進めます。

ソリューション営業

フィールドセールス・セールスアソシエイト・インサイドセールスが経験の年数で条件を書くのに対し、この求人はSIerかコンサルティングファームで法人向けの提案営業をしてきたことを求めています。

Hacobu Solution Studioの営業は、ソリューションアーキテクトと組み、既存のMOVO利用企業や新規の顧客を訪ねて課題を掘り起こします。要件整理・見積・提案から、受注後はプロジェクトの顧客窓口まで務めます。

事業はまだ立ち上げ期で、営業プロセスや社内で共有する知見をつくる仕事もこの求人の範囲です。

エンジニア

求人必須の経験歓迎の言語・技術
バックエンドエンジニアWebシステムのバックエンド開発3年程度、RDBとスキーマレスDBの設計・運用、効率的なデータ問い合わせの知識Go・C#・Java・Scala・Rustなど静的型付け言語でのWebシステム開発
フルスタックエンジニアWebアプリの開発・運用3年以上、バックエンドとフロントエンドの両方、不確実性の高い開発、技術的意思決定Go・TypeScript(React)・AWSでの開発
フルサイクルエンジニア(FDE)バックエンド実務(言語不問)、Web系の開発・運用、大規模案件のテックリード等、顧客とのやり取り ほかGo・Javaの実務

FDEの条件は年数ではなく、大きな開発を技術面で引っ張った経歴です。

条件に顧客とのやり取りまで入るFDEは、顧客の現場を訪ね、曖昧な要望を技術課題として定義し、PoC・プロトタイプをゼロから一人で設計・実装する職種です。

物流未経験でも通用するのか

物流を知らなくても応募はできます。営業とカスタマーサクセスの求人では物流の経験は歓迎欄にとどまり、エンジニアの3求人には物流の経験を問う欄がありません。公式採用サイトにある在籍者の出身はIT関連業界、SaaS企業、メーカー、専門商社、コンサルティングファーム、物流業界などです。

物流の仕事経験がある社員は少数派だと、カスタマーサクセスの社員が公式noteに書いています。営業の社員が書いた公式noteには、物流の知識ではなく、顧客の課題から仮説を立て、なぜHacobuなのかを筋道を追って説明する力が求められるとあります。

エンジニアでは、フルサイクルエンジニアの求人票に、テクノロジー本部への入社者の約9割が物流ドメイン未経験からのスタートだとあります。同じ求人のよくある質問には入社時点で専門知識は必要とされていないとあり、物流の知識は入社後の現場訪問や顧客同席で身につける流れです。

入社後の流れは、公式採用サイトのよくある質問で次のように案内されています。

  • 入社日から3営業日:全社のオンボーディング
  • 4営業日目から入社3か月目まで:教育担当のTrainerがつく
  • 4か月目から:ひとりだち

年収はどれくらいか

給与欄の提示額は、セールスアソシエイトとインサイドセールスの450万円から、フルサイクルエンジニアの1,600万円まで開いています。

求人給与欄の提示額添え書き
営業(フィールドセールス)500万〜1,000万円以上別途インセンティブ制度あり
セールスアソシエイト450万〜600万円記載なし
インサイドセールス450万〜600万円記載なし
カスタマーサクセス600万〜900万円記載なし
物流DXソリューション営業900万〜1,300万円記載なし
バックエンドエンジニア600万〜1,200万円経験と能力等を踏まえ個別に決定・評価に応じて半期ごとに改定
フルスタックエンジニア840万〜1,500万円経験と能力等を踏まえ個別に決定・評価に応じて半期ごとに改定
フルサイクルエンジニア(FDE)1,200万〜1,600万円経験と能力等を踏まえ個別に決定・評価に応じて半期ごとに改定

表の金額は、2026年10月5日時点で公式採用ページに出ていた求人票から取っています。

表の中で上限が1,000万円に届く営業系の求人は、フィールドセールスとソリューション営業の2つです。ソリューション営業は前職の業態を問う求人で、下限で比べてもほかの営業系の求人より上にあります。エンジニアは下限だけ見てもバックエンドとFDEで2倍の開きがあります。

ただし、幅のどこに入るかは求人票から分かりません。エンジニア3求人の給与欄には、経験と能力等を踏まえて個別に決めるとあるだけです。

エンジニア3求人と同じく、営業系の職種をまとめて募集するオープンポジションの求人票にも、給与は半期ごとに改定するとあります。評価はパフォーマンス・スキル・Valueの3点で、Valueには360度評価を含みます。6月〜11月と12月〜5月の期ごとに評価し、結果をもとに等級と給与を改定します。

入社後の働き方

Hacobuの公式の記載にある出退勤・出社・副業のルール

フレックスタイム制のコアタイムは11時〜16時で、出退勤の時刻は各自で決めます。コアタイムを含めて、1日8時間に月の営業日数を掛けた月間所定労働時間を満たす決まりです。出社は週1日のチーム出社日と、全員が東京オフィスに集まる月1日の全社会議の日で、それ以外は必要に応じてオフィスに行きます。

フィールドセールスとカスタマーサクセスの仕事には、顧客先への訪問も加わります。

月平均の残業時間は、営業・カスタマーサクセス・インサイドセールスの求人票で20時間程度、バックエンドとフルスタックでは10〜20時間程度です。

転職会議の口コミによると、残業時間の集計は月23.8時間です。大型のプロジェクトを担当していると業務量が増える時期があり、恒常的に残業が多いわけではないともあります。

アルバイトなどの直接雇用による副業は禁止で、それ以外は事前申請で認められます。

中途採用の選考フロー

Hacobuの中途採用の選考の流れ(書類選考、面接、オファー面談、内定)

選考に入る手前で、カジュアル面談を受けることもできます。窓口はビジネス職とエンジニア職で別です。希望のポジションがクローズしているときなどは、会社側が面談の実施を見送ることがあります。

選考そのものは、書類から内定まで4つの段階を踏みます。

  • 書類選考
  • 面接(2〜3回)
  • オファー面談
  • 内定

適性試験が加わるポジションもあります。

面接と面談はGoogle Meetを使ったオンラインが基本で、公式のよくある質問では最終選考だけは対面で行う予定とされ、状況により変わることもあります。

転職会議の口コミによると、Webマーケティング職の面接は1次も2次も1対1のオンラインでした。

営業関連職の1次面接では、中途でもSPIの結果を重視しているように感じたという声もあります。

面接で見られること

口コミにあった面接で見られていた点(転職軸の一貫性、実績を数字で語れるか、考える過程、バリューへの共感)

転職会議の口コミによると、2023年の法人営業の1次面接は現場の営業部長が担当し、自己紹介から現職の仕事内容、転職軸、転職理由、仕事で大切にしていること、志望理由へと質問が進みました。圧迫的な要素はなかったそうです。

物流業界の2024年問題や業界構造は、この面接に向けた予習の題材として挙がっています。転職軸については、2022年の法人営業の1次で、就活軸と転職軸に一貫性があるかを見られているように感じたという声もあります。

職務内容の質問は、1次にも最終にも出ています。2024年の法人営業の1次では規模や金額まで聞かれ、2025年のWebマーケティングの面接では、実務に沿った鋭い質問が多かったそうです。

最終面接の口コミは、不通過だった人の体験談です。最終の対面では、考える過程を見せる課題が出た例があります。2024年に法人営業で受けた例では、自分で設定したお題をフェルミ推定で考え、10分で整理してプレゼンし、COOとディスカッションしました。同じ面接で、大学選択や1社目をどう選んだかという意思決定の方法も聞かれています。

エンジニアの場合、2025年のプログラマの最終では、自分の経歴を題材にしたフェルミ推定が1問出ました。10分ほど考えて過程を書き、担当者に説明してフィードバックを受ける流れです。別のプログラマの2025年の最終(オンライン)はカルチャーフィットを見る面接で、エンジニアリングマネージャー2人が相手となり、価値観を確かめる質問が中心でした。

2024年の品質管理の最終では、バリューへの共感が問われました。どれに共感するか、そもそもバリューとは何だと思うかという質問です。Hacobuが掲げるバリューは英語の7つです。

  • All in the same boat
  • Think outside the box
  • Creative dialogue
  • Spark ownership
  • Deliver results fast
  • Respect others
  • Work with a smile

よくある質問

Hacobuの評判はどうですか?

転職会議の集計では、有給消化率は97.5%です(2026年10月5日取得)。法人営業の課長クラスは、時間的な裁量が大きく、バランスはとりやすい方だと評価しています。

人事の立場からは、優秀でも人の意見に耳を傾ける人が多く、感情を横に置いて議論しやすいという声もあります。法人営業の口コミには、主体性をもって発信できないと成果を上げにくいという指摘もあります。

Hacobuは上場していますか?

公式の会社概要には、証券コードの記載がありません。

会社概要の資本金は資本準備金を含めて約45億円、2026年4月現在の社員数は220名、設立は2015年6月30日です。採用サイトには、上場準備を題材にしたファイナンス統括部の社員の記事もあります。

不採用になっても再応募できますか?

公式の採用サイトのよくある質問では、同じ職種への再応募は前回の選考から1年間は控えるよう求められています。

複数の職種に同時に応募できますか?

同時に応募できます。採用サイトのよくある質問には、どの職種に最も関心があるかを伝えるとスムーズで、会社からポジションを提案することもあると書かれています。

営業系のどれにするか決めていない人向けには、オープンポジションの募集があります。面接の評価と適性をみて、フィールドセールス、カスタマーサクセス、インサイドセールスのどれかに配属する予定です。ビジネス職のカジュアル面談では、応募者が関心のある職種をすべて書いて申し込みます。

Hacobuのnoteでは何が読めますか?

2025年11月公開の営業社員のインタビューは、入社後に感じた営業の難しさに触れています。2026年2月公開のカスタマーサクセス社員の入社エントリでは、SaaSは未経験だったと自己紹介しています。どちらも会社の公式noteの記事です。

開発の取り組みは、公式のテックブログで読めます。

まとめ

応募する求人が決まったら、必須欄の職種経験と自分の経歴を照らし合わせます。営業系も開発も、必須欄にある年数の経験があれば応募に進めます。足りなければ、年数の指定がないカスタマーサクセスを含め、ほかの求人の必須欄を見直す手もあります。

フルサイクルエンジニアの必須欄は、年数ではなく、大規模案件で技術面を引っ張った経験です。担当した範囲と自分の役割を、話せる形にまとめておくと応募しやすくなります。

面接では、担当した職務について規模や金額まで聞かれることがあります。担当した案件は数字で言えるようにしておくと答えやすくなります。今の職場を離れる理由とHacobuを選ぶ理由が転職軸でつながっているかも、本番の前に見直せます。

営業やカスタマーサクセスの経歴を持って応募先を選ぶときは、転職エージェントの選び方も参考になります。

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